【完】殺人者恋愛事件
少し照れてる私を見て、すかさず雛姫さんは怒鳴った。


「泰斗は誰にでもこうなのよ!勘違いしないで!!」



雛姫さんは、私を睨んで倉庫から出ていった。



「…………」



雛姫さんにバイバイの一言もかけなかった日向くんは、私の肩から離れてため息をついた。



「…あの、どうしたの?」


「…はぁ、狂っちゃう」



日向くんはそう言って、参ったような表情を作った。



狂っちゃうって…



何がだろう?

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