【完】殺人者恋愛事件
どうしよう…



助けて、誰か…。



お母さん!!



あ、そうだっ!



携帯でお母さんに連絡を……。



と思ってポケットに伸ばした手を、男がしっかりと捕らえた。



「やだっ…離してよ!」



「嫌だね。君、女子高生?」



ニヤッと笑いながら私に質問した。



「…そ、そうですけど?」


「…ふーん。何年生?」



「そ、そんなことはどうでもいいでしょ!」



私はまた口を塞がれた。

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