【完】殺人者恋愛事件
「君だな?友人を殺した高校生というのは」



その言葉を聞いた瞬間、俺は警察を押しのけて逃げ出していた。



嫌だ……嫌だ………。




警察に捕まるのだけは…。



……はっ。



あいつらだ……。



逃げている最中の俺の目の前に、あのとき一緒にいた友人2人が現れた。



「な、んでお前らがここに…」



「…警察に捕まればいいんだよ、お前みたいな人殺しは」


「そうそう。捕まらないでいられるなんて、そんなセコいこと考えんなよ」



2人はそう言って、俺の前に立ちはだかった。



こいつら……。
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