【完】殺人者恋愛事件
「…おい、日向やめろ……」


突然弱気になる俺の友人。



あ、もう友人じゃなかったな。



てか今更“日向”とか呼んでんじゃねーよ。



今まで“泰斗”だったくせに。



そこまで俺は嫌われちゃったのか。



ははは…こんなの、笑いしか出てこない。



「俺はお前のこと、ホントに好きだったぜ。こんな最低な奴だと知るまではな……」



「ゴチャゴチャうぜーんだよ。早く俺から離れろよ。今すぐ…消えろよ…」



もう友達なんていらない。


心からそう思った。

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