【完】殺人者恋愛事件
「…どこって、サツから追われて廃墟ビルにいるけど」



『まぢでー?んじゃ、今からそこ行くー♪』



げっ。



来んのかよ。



「…待て。せめて夜にしろ」



『はいはーい。わっかりましたぁ♪』



「…合い鍵。外の石の下に隠しとくから、勝手に入ってきな」



俺がそう言うと、雛姫はすごく嬉しそうな声で「ありがとう」と言った。



ガチャッ。



ほんと、疲れる。



アイツはなんでいつもあんなにテンション高いんだ?


ついてくの疲れるんですけど。

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