MAKIA no.4 (続・MAKIA no.3)
第三章 逢う
20分後、鏡に映った私は別人のようだった。

「目が・・・大きいです」
「可愛くなったぞ、4号!さあ、行ってこい!!」
「頑張ってね」

くるくるになった髪の毛を揺らして、玄関へ向かった。

「美樹さん、ありがとうございました」
「いーえー。4号はもとが可愛いからメイクのし甲斐があったわ」

私はくすぐったい気持になった。


「では、行ってきます」


重いドアを、開いた。
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