MAKIA no.4 (続・MAKIA no.3)
―ピーンポーン♪


チャイムを鳴らし、しばしの間待つ。
チップには文章しか入力できないため、桜井マサヤの顔は分からない。
別に気になりはしないが・・・。

「はい」

男の声。
彼だ。

「今、開けるから待ってて」

ドアの向こう側が私だと知っているようだ。


ガチャ・・・


「初めまして、桜井マサヤです」

「MAKIA4号です」

目の前の人間は、目を丸くしている。
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