MAKIA no.4 (続・MAKIA no.3)
「そうだ、ロボットだ」

「ロボ・・・ット・・・」


その響きが妙に耳に残った。
まず、発音の仕方が非常に面白い。

ロボット。

“ボ”の感じが好きだ、空気を撥ね退ける感じ。

ロボット。
ロボット。
ロボット。


「どうした、4号?嬉しそうな顔をして」

「いえ、何でもないです」


こんなことを言うと、くだらないと笑われると思った。
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