MAKIA no.4 (続・MAKIA no.3)
「さっそくだが、この場所に行ってくれないか」

渡された紙には、『桜井マサヤ宅』と書かれ、それと同時に地図が書いてあった。


「何と読むのですか?」

「ああ、そうか。漢字機能を疎かにしていたんだな。さくらい、だ。さくらいまさや」

「・・・何方でしょう、その方」

「君の彼氏だ!!」

「・・・彼氏っ?」

「彼にはもう話をつけてある。実はある研究会で、MAKIAのことを馬鹿にされてな・・・。他の研究所を見返してやるために、君の受精機能をテーマにしようと思う」

「ってことは・・・私は子供を産むのですか!?」

「頭がいいな。作ったのは私だが。はっはっは!!」
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