素直になれたら
ってか!!!!
いくらなんでも急すぎでしょ!?

「拓也がこんなこと言うなんて
初めてだよねぇー」

ちょっと嫌味っぽく言ってやった


そしたら…
珍しく拓也が黙り込んで
「ん…、ごめん」


あたしは思わず目を見開いて
びっくりしちゃったくらい。


拓也も少しは、反省したの…かな??


「なっ…なななんか、
拓也が謝ると調子が狂うんだけどっ」

「じゃぁ、なんて謝ればいいんだよ」

「謝らなくていいの!!!!」

「…はぁ?!
ったく…何考えてんのかわかんねぇ」

「わからなくて結構!!!」

「はいはい。」

「あたし先行っちゃうからね!!」


そう言い残して
一人でスタスタと昇降口へと小走りした。


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