私は先生のお嫁さん

篤哉気づかないのかなぁ…
南のこめかみが…ピクピクしてるし…
声のトーンが低すぎる…！


絶対機嫌悪いよー…。

私は恐る恐る篤哉の前に出てきた。
………けど、やっぱり

こーわーいー…！


「…千里？なに微妙な顔してんの（笑）？」

「え……！？」

篤哉に微妙な顔だといわれビックリしたら…
南の顔色が一気に変わった。


「おい…。


篤哉君……千里のどこが微妙な顔なのかな？

……親戚の俺から見ても千里はいつでも可愛いんだが……。」

「……………。」

「……………。」

見つめ合っている綺麗な男の人二人…

そして…未だに
私は篤哉と南の間に…。

口を先に開いたのは南だった。

「…時間がないから、
また次の機会にでもゆっくり話すとするか…。

そろそろ戻れ。
二人共、遅れて怒られるぞ…（笑）」

次の授業…。

ヤバい！お、怒られる！

それだけは絶対避けたい。