私は先生のお嫁さん

堀川先生のお家

「すっごい……」

「そうか?普通じゃないか?」

…そう感じるのはあなたくらいでは?
こんな広くて大きな家。


ピンポ―ン

「はい。」

チャイムを鳴らしたらすぐに堀川先生が出て来た。とっても可愛い男の子を抱いて。

2~3歳くらいかな。凄く可愛い。

「こんにちは、よく来たね。千里ちゃ…ん……えっと…?」

堀川先生の視線は私が抱いている心愛に向き、固まってしまった。

「ま、まさか……」

「先に言っておくが…俺の姉ちゃんの子。だけど、今は俺らがこの子の親やってんだ。」

「な、なんだ。俺はてっきり二人の子供かと思った。

…驚かすなよ~。」

「……“今は”俺らの娘だ。」

「ま、まぁいいや。とりあえず入れよ。美香も待ってるしよ。」

「あ、あぁ…。」

「お邪魔します。」

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