私は先生のお嫁さん
南side

「うわぁー、凄く綺麗!心愛、凄いね♪」

ホテルからの景色を窓から見て子供のようにはしゃぎ興奮している千里。

しかも心愛に一生懸命言ってるけど…まだ心愛だってそこまでわからないんじゃないか?


「…まだわからないんじゃねぇの?」

千里に言ってみるが俺の言葉なんか…聞いちゃいないみたいだ。

「そうかなぁ?

南、こんな素敵な所に夏休みの間ずっといられるの?」

「あぁ。」

「キャー、ありがとう♪すっごい嬉しい。南大好き!」

まぁ……家族になった記念に、って千里に言って計画した旅行。
まぁ、それもあるがやはり一番は……

コイツのこの笑顔が見たくて、この喜ぶ姿が見たくて今回の旅行は計画したんだけどな。

ここなら千里が喜びそうな所で心愛のためのミニプールも部屋のバスルームに付いていたし。

海やプールに行っている間は………美香さんと哲也達に預けよう。

まだ小さい心愛にはプールは早いしな。


実はまだ千里には哲也達が来ているのは内緒。アイツの驚く顔が目に浮かぶ。

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