私は先生のお嫁さん
嫌なわけない。
ずっと、片想いしてきたんだから。

まだ…夢なんじゃないかって疑っちゃう。

「嫌じゃない!私も…南くんと暮らしたい!」

「じゃあ決まりね(笑)

千里の部屋に布団引いといたから(笑)

あ、千里のベットで一緒に寝ても構わないわよ。」

「ママ…ッ!////」

「美里!」

焦った私とパパはハモってしまった。
普通、母親がそんなこと言って良いわけ!?


「いいじゃなぁい♪
ねぇ、南くん。」

「はは…(笑)

安心してください。
“まだ”襲いませんから(笑)なぁ、千里。」

そう言って、
私の耳元でこう囁いた。

「お前の喘ぎ声をいくら親でも

俺以外には聞かせたくないからな…?」

あ、悪魔だ…!悪魔南くん君臨!

自分の顔が一気に熱くなり赤くなったのがわかった。

だってあんなに、綺麗な顔で低音の安定した声でそっと囁かれたら、誰だって赤くなっちゃうよ…!

「お、お風呂入ってくる!」

「一緒に入る?」

「入らない…!」

「じゃあ、風呂出たらこれにサインしてといて(笑)」

さっきの婚姻届……。
まだ記入していない所があったんだ…。
さっきのみた感じだと全部書いてあったかと思ったけど。


「うん、わかった♪」

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