私は先生のお嫁さん
…その腕は、南の隣は私の居場所…!

あぁ…そっか。

私は今は南とは教師と生徒だったんだ…。


「…言っとくけど俺一応……」

「彼女、いるんでしょ?
でもここは学校だもん!
彼女いないしいいじゃん。」

……いや、いますよ。
彼女じゃないけど…奥さんが。

言いたい…でも、ダメ。
そんなことしたら、南が困っちゃう……。

「千里……?」

「あぁ、ゴメン…。」

そうだ…今は篤哉と一緒だったんだ。
そういえば…南は、こんな気持ちだったのかな…?

まわりに言えない関係…。
だけど、言いたい。
伝えたい…。
自分のだって……。

もしかして…

ずっと南もこんなだったの……?

なのに私…私……

なんて酷い事言ったんだろう…。
だけど…私にナルシストになれ的発言は…やめて欲しいけど。

どうしよう…。
2週間ももつかな…。

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