私は先生のお嫁さん

Sweet wedding

……………………………
……………………
……………

「……よし。」

ちょうど支度が終わった頃タイミング良くヘアのノックする音がした。

そして、その音のすぐに大好きな人の声が聞こえてきた。


「どうだ?準備、できたか?」

「う、うん…!」

私が返事をするとすぐにバッと部屋のドアが開いてビックリして体が少し強張った。

扉の向こうから現れたのはもちろん、白いタキシードを着た私の大好きな大切な旦那様の南。


うわっ…、南カッコイイ!凄く似合ってる…。

私なんかで南の奥さん…いいのかな?
まぁ…他の人に南は渡す気ないけど。

「……。ヤベー…。式終わるまで待てるかな…。」

「もう、何言ってんの(笑)……ッ!?」

そう言ったけど南の台詞が少し嬉しかった。

そんな嬉しさに浸っていると突然手を引かれキスをされた。

未だに南とのキスにはなれなくて。

いつも恥ずかしくなる…。今も驚きと恥ずかしさに顔が真っ赤になっているのが鏡を見なくてもわかる。

すると、満足気な顔をしてこちらを向いてきた。

「さ、行くか。始まるぞ。」

「そうだね、うわ…緊張してきた。」

やばい、手…めちゃくちゃ手汗かいてるし。
心臓はバクバク…。

失敗……したらどうしよう。

< 201 / 207 >

この作品をシェア

pagetop