私は先生のお嫁さん

「じゃあ、今日はもう行くか。」

「うん♪」

楽しみだなぁ…♪
毎日これからは南と家でも学校でもずっと一緒ってことは…

朝、昼、夜ずっと一緒にいられる…！

「これからは、ずっと一緒にいられるんだな（笑）」

「うん…！
ずっと、一緒にね。


あれ？この車……」

「あぁ、俺の。

ここ来てから市役所行こうと思ってたから車をこっちに持ってきたんだ。」

「そうだったんだなぁ。」

私……助手席に座ってもいいのかな？

でも……

「なにをしている。早く乗れよ。


お前の席はこれから永遠に俺の隣。
助手席、だろう…？」

なぁ？ってこっちを向いた南の顔、カッコイイ。
まぁ普段もイケメンなんだけど…。

「うん！」

ﾊﾞﾀﾝ

これからずっと、ここは私の場所。
また新しい居場所が出来た。

「じゃあ、行くか。」

いつになくすごく真剣な顔をしている南。


こんな顔するんだぁ。
あれ………？メガネ？

私が不思議そうに見つめていると南が私気がついた。

「…？あぁ、
俺、運転するときは
メガネかけてんだよ。」

「そうなんだぁ（笑）
いつも以上に真剣な顔でしかもメガネかけててなんか違う人みたい（笑）」

「当たり前だろ…？



この世で一番大事な女を隣に乗せてんだから。」



“この世で一番大事な女”
かなり嬉しい。
私が、南の一番…。