私は先生のお嫁さん
まだ、胸がドキドキしてる。

ヤバい…私、今かなり幸せ!嬉しい…。

私が南の一番……。


ずっと、なりたかった南の一番の存在になれたんだ、私。

私も、南が一番好きで、一番大切な人だよ。


横から見る、南の真剣な顔………。
本当。すごくかっこいい。

こんなに、素敵な人が私の旦那様になるなんて…。

本当に夢じゃないよね?

「南………。」

「ん?なに?」

「や…えっと、呼んだだけ…です。

本当に…ね、隣にいるのが南か、確かめたくなったの。

不安に…なっちゃって。

幸せすぎて、…夢かと思うくらい。


もしかしたら、これは夢で私はまだ眠っているのかな?って……。」

私は、今までに似たような夢を何度か見たことがある。

まだ、南と距離があった頃ー……。


「痛っ…!み、南…?」

急に隣から手が伸びてきたと思ったら私は頬を南にひっぱられた。

……痛いんですけど。


「クスッ…大丈夫。痛いだろ?

だから夢じゃねえよ。

今、ここに千里がいて俺がいる。現実だよ。

夢じゃなく、現実に千里は俺の隣にいるんだ。」


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