私は先生のお嫁さん
「君、可愛いね(笑)名前は~♪?」

イライラしてスカート直し終わった時、隣にいる男の子が話しかけてきた。

南が王子様系だとしたら…この人は爽やか系?

うん…南ほどじゃないけど結構なイケメン…。

「私は千里。
はす…白崎千里です。よろしくね(笑)」

未だに言い慣れない自分の名前…。
この名前言うと、やっぱり自分は南の奥さんなんだって自覚する。

「あ、お、おう…/////

俺は池上篤哉(イケガミアツヤ)。

同じクラスだからよろしくな(笑)」

池上…篤哉君。

なんだか名前まで爽やかな気がしてきた…。

「うん、よろしくね篤哉君!」

「そういえば、あの新任の先生と苗字一緒なんだね(笑)」

ドキン

どうしよう…なんて言えば……。
あ、そうだ!たしか親戚!親戚ってことにしてたんだった…。

「う、うん。
し、親戚なの……。」

「へぇ~♪
そうなんだぁ(笑)同じ苗字の人っているって言おうと思ったんだけど、親戚だったんだぁ。

担任誰だろうね。」

「そうだねぇ~。」

たしかこのクラスは4組…だったはず。
南のクラスが…いいな。

「南センセーのクラスがいいよねぇ」

「だよねぇ~♪かっこいいし、優しそうだし♪

私、南先生めっちゃタイプだし~♪」

南の紹介が終わった今もまわりからは女の子の黄色い声が止まずに聞こえてくる。

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