私は先生のお嫁さん
ムカッ…

なにが“南センセー”よ!

なにが…めちゃタイプ…

なにが………


南は、私の旦那様なんだから…!って。

だめだ…。なんかさっきからイライラするなぁ…。

もう……。


まぁ…ね…。
あんなにかっこよければさ、皆からモテるのは仕方ないのかもしれないけど…

………なんか嫌!


私の…………南なのに。

どんどん、南が離れて行っちゃうみたいに少し寂しく感じた。

先生たちまで南を見る目が違う…。

先生って顔から…南の笑顔を見た途端に、恋をしてる女の顔…に変わった。



って私…さっきから凄く嫌な子になってる。

なんで…?
なんでこんなに……?


…南、他の女の先生に話し掛けられてる。

あの先生…スラッてしていてモデルみたいにスタイルいいし…。


…すごく綺麗な人。


今まで南の家に来ていたいろんな女の人たちも凄く綺麗だったけど、その中でも一番綺麗……。

南もカッコイイし…隣に立っていて美男美女って感じで凄く似合ってる。


なんか…急にイライラから不安に変わって涙が出てきそう。

こんなんで私…大丈夫なのかな……。

「…では、


4組の担任を発表します。」


ついに……担任発表だ!

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