私は先生のお嫁さん
「……ふーん。」

「千里!ここにいたんだぁ!」

後ろから聞き慣れた声に呼ばれ振り向いた。

「明奈(アキナ)!明奈は何組?」


静原明奈(シズハラアキナ)

私の、大切な友達で幼なじみ。

「私は3組。

クラス別れちゃったね。

あ、そうそう。
この子、私の友達の佳那。

でこっちは幼なじみの千里。」

「明奈の友達の

水瀬佳那(ミナセカナ)同じクラスだから仲良くしてね~。」

「俺はその佳那の幼なじみの高宮悠李(タカミヤユウリ)。
よろしく。」

「白崎千里です!

よ、よろしくね♪二人とも!」

私がそういうと明菜は驚いた顔してきた。

「あんた、いつから苗字変わったの!?」

あぁー…そっか。
明菜にも、結婚したこと伝えてなかったもんね…。

明菜、ごめんね…。
少し待って…。

いつか、いつか必ず話すから……。

「白崎って担任と一緒だね~。親戚かなんか?」

「うん、今、私ね親戚の家でお世話になっていて白崎に変わったの。

それから…南、先生とは実は親戚同士、なんだ。」

……高校を受けたのが明奈と私だけで良かったぁ。

一応、この高校は公立高校だけれど同じ中学から受けたのは私と明奈だけ。


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