私は先生のお嫁さん
篤哉side

俺は、池上篤哉。
今日、入学式で白崎千里って子に一目惚れをした……。

その子は可愛くてピュアな感じがする子。


だが、彼女には彼氏がいるらしい。

まぁ…こんな可愛い子に彼氏がいないほうがおかしいかもしれないが…。

かなりショックだった。

だけど、友達になれたし席も隣になった。

これから逆転するかもしれないから地道に頑張るか。



その子は、新任になった新しい白崎南って先生の親戚らしい。

だけど…どうも何かありそうだ。


そして俺は
帰るときたまたま、二人が車に乗るところを見てしまった。


バタン

仲がいいのかな?
親戚ならそんなのは当たり前かもしれない。

そう思ってその場を去ろうとした時だった…。


チュッ…

……ッ!?

車の中でキスしている二人。

まさか……

「う、嘘……だろう?あれ?千里と、先生だよな?」

彼氏って先生のことか?

あんな可愛いらしくてピュアな感じの子が………ギャップ、でかいよ。


だけど……
本当にキスしてるかはよく見えなかったし。

そう見えただけかもしれないし。
それに、どうだったとしても俺が彼女を好きなのは変わらない。

俺は、見なかったという事として忘れることにした。

< 48 / 207 >

この作品をシェア

pagetop