私は先生のお嫁さん

突然のパパとママ！？

「おい。着いたぞ千里。……千里？

ったく…しかたねぇな。」

まぁ…。こんな可愛い寝顔で気持ち良さそうに寝ているコイツを起こすのはあまり気が乗らない。

「スー、スー…」

規則正しく寝息を立てている俺の可愛いお姫様。

俺は大事に、いわゆるお姫様抱っこってやつをして家に入ってすぐ２階の寝室のベッドに千里を寝かせた。


俺の…可愛いお姫様。

絶対に誰にも渡さない。お前は俺のもの…。

「ん……南…ｨ…

…んー…だい、しゅき………じゅっ、と……一緒。」

急に喋りだした千里。呂律がまわってなくて小さな子供が話すような言い方をしている。

…起きたのか？


「…千里？」

呼び掛けてみたが全く起きた様子はない。


「なんだ……寝言か。」

ﾌｯ…可愛いこといいやがって。
あぁ…ずっと一緒だ。
お前が離れたがったとしても俺はそう簡単には絶対お前を放してなんかやらない。


そう、心の中で答え、千里にキスをした。

優しい、キスを…。


その時の南の顔は今まで以上に優しい笑みを浮かべていた。



「あれ…？みなみぃ？

なんで私…」

「寝てたから、こっちへ運んだんだ。」

「そうなのぉ？」

そういうと、南はどんどん密着してついに私は南の胸の中にすっぽり入っちゃった。

「あ…の、南…っ…？」


ドキン……ドキン…