私は先生のお嫁さん
ちょっと…いや、かなりゆっくりし過ぎちゃったかもしれない…。


わかんないところを聞き…出来るようになるまで残っていたから辺りは暗くなっていた…。

その暗さは…今の私の心にも似てる気がして、不思議な感じだった…。

南くん…………。


「ねぇ、キミ~

一緒に遊んでかない?」

「いいとこ、あるんだけど(笑)」

きゅ、急になんなの!?

知らない二人組の男の人が声をかけてきた。


「…結構です。
急いでるんで……。」

なんか…怖そうで、絶対にこの人たち危険!

そう私の第6感が察知した。

だけど………

「ねえ~いいじゃん♪」


この知らない人たち、諦める気は全く無いみたいだ。

最初に話しかけてきた一人の人が、急に私の肩に手を回してきた。

体がビクッとなった。

やだ……!放して!

そう言おうとした時……だった。

「やだっ…!放し……」


「おい、コイツ俺のなんだけど。

その汚い手、放してくれる?

ついでにさぁ…千里から離れろ。」



聞き慣れた、大好きな人の声が聞こえるとともに

グイッと手を引っ張られ

肩を抱かれた。


ずっと…大好きだった彼が今、



私の隣にいる。

不安が安心に変わり、胸がドキドキいっている。

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