私は先生のお嫁さん
「……で?その子、一体どうしたんだよ?


まさか……弟とか言わねぇよな?」

恐る恐る質問する南を見てお義母さんは呆れたように笑った。

「馬鹿ね~あなた…私の年齢いくつだと思ってるの?さすがに、年齢的にも体力的にも、もう産めないわ。


それに…この子は男の子じゃなくて可愛い女の子。

ほら、服だってちゃんと可愛らしいピンク色でしょ?」


「じゃあ……」

そう言って横目でお義父さんを、見ながら何かを言いかけた南。

そんな南にお義父さん苦笑を浮かべながらストップをかけた。

「変なことを考えていると困るから先に言っとくが……俺の、隠し子とかじゃないからな?」

と言うとすぐにお義母さんがまた話し出した。

「…実はね、その子莉央の子供なのよ。」

莉央(リオ)って……たしか南の4歳年上のお姉さん…だよね?

「…姉ちゃんの子?ってことは…俺の姪っ子になるってこと?」

「そう。

一応、南と千里ちゃんの姪っ子で私達の初孫になるわけ。
それはいいんだけどね……莉央ったら、



この子残してまた居なくなってしまったの。」

「……またかよ。」

まったく現状が理解出来ていない私……。

いなくなった?また?…一体どういうこと?


「千里、説明するからよく、聞けよ?


俺に姉ちゃんがいるのは知ってるよな?」

「知ってるに決まってるじゃん。一応、幼なじみでもあるんだから。」

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