私は先生のお嫁さん

こうしている時間はとても幸せ。

だけど…………心愛にメロメロの南を見て嬉しい半面、ちょっぴり寂しいと思ってしまう自分がいる。

私にはしない南の顔。

いくら血が繋がってなくても自分の娘に嫉妬しちゃうなんて…。

…自分に腹が立つ。


そんなことを考えていた時、南が実は私を見ていてくれてたことにはまだ、私は気づいてなんかいなかった。

不安そうにこちらを見ている心愛。

私はすぐ心愛に笑いかけた。
するとさっき南に向けたのに負けないくらい満面の笑顔を向けてくれた。


服は南と私で買ったのと他にママもパパとお義母さんとお義父さんと私たち以上に買い込んでいた。

もちろん、すぐに大きくなるから少し大きめのサイズを。


「じゃあ、私達はもう少ししたらまたロンドンに帰るけどなにかあったらすぐ呼んでね♪すぐに駆け付けるから。」

「ママはパパともう少しお店を見て帰るわ。
明日、学校行く前に南君とここちゃん連れてきなさい。

じゃあまた明日ね、ここちゃん♪」