私は先生のお嫁さん
そう言ってミルクを作り出した南。

叫び声みたいな泣き声をあげている心愛。

私はおろおろしながら心愛を抱っこして南を待っている。


「ほら、心愛出来たぞ~。」

そう言って哺乳瓶を心愛の口に含ませてあげたら…勢いよく吸ってミルクを飲んでいる。

「やっぱりなぁ~(笑)」

「すごい!さすがパパだね♪」

「…普通わかるだろう?気づけよ。」

そっか…。やっぱり私…ママ、向いてないか?

「…そんな落ち込むな。まぁ今日急に親になったんだし、しょうがない。
早く慣れてやれよ。」

早く、心愛との生活に慣れないと。赤ちゃんって3時間おき位にはミルクだよね…?


「明後日からまた学校か。心愛と離れちゃう…。」

「大丈夫、すぐ馴れるさ。

お、もういいのか?」

南の腕の中でミルクを飲んでいた心愛はもうお腹いっぱいみたい。

「じゃあゲップさせなきゃ!」

たしか…胃の形が大人と違うからミルクを飲んだらゲップさせるんだよね。

トントン…トン

心愛を南から受け取り縦抱きにして背中を軽く摩ったりトントンってしてみた。

「ッケフ」

すると心愛はゲップをしてくれた。そして抱っこしてあやしているとだんだん眠くなったみたいですやすやとまた眠ってしまった。

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