私は先生のお嫁さん

新しい場所

……ふふっ(笑)
心愛ったら可愛い。
南とは無事誤解も解け、めでたく仲直り☆前以上に仲良くなれたかも……。

チラッ

今、目の前に立っている私の旦那様。
本当、カッコイイ―…。

たまに本当に、南が私の旦那様だなんてまだ夢なんじゃないかって…そう思ってしまう。

それくらい、私は南の奥さんになれたことにまだ実感が湧かない。


「…では、今日の授業はここまで。

千里、あとで俺の所に来なさい。」

「…はい(笑)。」

あ…あれ…?
今、“千里”って言った…よね?
キャ―………/////
…いつも名前で呼ばれてるけどいつ呼ばれても嬉しい!


あ…でも呼びだしか。呼ばれることなんか…した、かな…?

まさか……ね、
ないない。ありえない。なんか用事でもあるのかな?


「千里~、なんか怒られるようなことしたのか(笑)?」

「あ、篤哉。そんなことないよ(笑)」

「千里は先生の親戚なんだからなにか用があったのよ。きっと。

千里が悪いことなんてするわけないでしょ?」

「俺もそう思う。」

3人がワーワー騒いでいる中、そっと、教室を見渡してると、廊下から南が小さくおいで、おいでをしているのが見えた。

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