私は先生のお嫁さん
「じゃあ…俺ちょっと、用があるからさ…悪いけど後にして。」

「はぁ―い…。」

「南センセー……」

回りにいた女の子達は南に困った顔で言われたのがよかったのかみんな諦めモード。

そうだよ、急がないと時間がないし!次の授業始まっちゃう!

「悪いなぁ、じゃあ。」

そう言って、その場を去っていく南。
そのあとをついていく私。

もちろん何も言われないことがあるわけない。

「待ちなさいよ!ちょっとあんた一年よね?先生、忙しいって言うのになんであとついていくのよ!」

「イッ……た」

腕をおもいっきり引っ張られてい、痛い。
それより…周りの目が…

こ、こわぁ―…!

だってしょうがないじゃん!南に来いって言われたんだから~なんて……とても言える空気じゃなくて…。

そんな時…歩いていた南は足を止めてこっちへ向かってきた。

「あぁ、そいつは俺のクラスの生徒。俺が頼んだの。俺の手伝いしてほしいって。
お前らな……最低だぞ。」


「え…………
そ、そうなの~!?」

一瞬、固まって明らかに同様している女の子たち。


「コイツはお前達と違うからな。

そんなんじゃあ…自分の学年の先生に教えてもらえ。」

南の顔は笑っているのに超怖いし…声はいつも以上に低い。

かなり…ご立腹の様子。

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