向こう。
「…っあ……え…?」

いきなりの喪失感に、思わず舞瀬を見た。
終わりかと思ったが、そんな訳はなかった。

舞瀬は俺の足を大きく開け、蕾に欲望の切っ先を押し当てて来た。

「いくぞ。」

「舞…待っ…あぁあ…!」

心の準備も出来ないまま、舞瀬は中へ侵入して来る。
強烈な痛みと圧迫感に、思わず息が止まる。

「息を止めるな。
力を抜け。」

「ん…はっ…はぁ……んく…っ」

息をしようとするが、上手く吸えず、それどころか、余計に舞瀬を意識してしまい、中を強く締め付ける。

「中、キツいな。
そんなに俺のが欲しかったのか?」

「ち…違…あっ…ん……」
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