向こう。
「舞…瀬……?」

「違う、名前で。」

「……若斗?」

口ずさむと舞瀬は微笑み、俺自身を握る。
激しくなる動きに合わせて、手にも力が入れられる。

「あぁ…わか…と…ぁんっ……わ…かと……やぁ…も……」

首を振って限界を告げると、舞瀬は俺の額に唇を付け、囁く。

「…一緒にな。」

「わ…か…っ……あぁっ!」

自身を強く握られ、背中をしならせて絶頂を迎える。
同時に中に熱いものが叩き付けられたのが分かる。
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