向こう。
「昨日…」

舞瀬と一緒に帰って来て、家に入れて、キスをされて…

「……っ!」

そうだ、俺は舞瀬と…

恥ずかしさが込み上げ、顔も身体も熱くなる。
ふと見ると、汚れていた筈の身体は、さっぱりと綺麗になっていて、何処から出したのか、丁寧にパジャマまで着せられている。
乱れて床に落ちていた制服はハンガーに掛けられている。

「全部やってくれたんだ…」

昨日のことは許せないけど、片付けてくれたことは少し感謝する。

「…ん?」

サイドテーブルに目をやると、一枚のメモを見つける。
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