向こう。
『一応、後始末はしておいた。
タオルとYシャツは洗って干した。
後、最近物騒だから鍵は掛けておく。
鍵は俺が預かる。
朝迎えに行くからその時に渡すから。
じゃあまたな。 舞瀬』

「……」

朝から舞瀬に会わないといけないのか…

「…でも鍵、返して貰わないとだし。
会わない訳には…」

とりあえず起きよう。
寝ていたいけど、誰にも甘えることは出来ない。

俺は痛む腰に響かないように、そっと起き上がった。
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