向こう。
「自分のこと、話して…」

俺の提案に、舞瀬は少し驚いた。

「俺の、話…?」

俺はコクンと頷いた。

「分かった。
んー、そうだな……
高校に入ってからの話なんだけど…」

「高校…?」

「そう。
この前、納得行かないことを皆で変えた、って話したことあるだろ?
その話はどうだ?」

確かにあの話は少し気になっていた。

「話して…」

「うん、ちょっと長くなるかもしれないけど…」

舞瀬はベッドの横に椅子を置いて、話し始めた。
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