向こう。
「若斗、ちょっと相談が…」
他の新入部員が本入部して、一ヶ月。
部員の坂野が放課後の教室で、俺に話し掛けて来た。
坂野は同じクラスの友達で、背は低く、可愛いらしいが、プレイは驚く程素早かった。
「どうした?」
「…若斗はなんで本入しなかったの?」
「?…何となく、だけど?」
「…じゃあ、あのことは知らないのか…」
「あのこと?」
バスケ部の噂は聞いたことが無く、心辺りも無かった。
「…実は、二年の先輩の中に、酷い先輩がいるんだ……」
他の新入部員が本入部して、一ヶ月。
部員の坂野が放課後の教室で、俺に話し掛けて来た。
坂野は同じクラスの友達で、背は低く、可愛いらしいが、プレイは驚く程素早かった。
「どうした?」
「…若斗はなんで本入しなかったの?」
「?…何となく、だけど?」
「…じゃあ、あのことは知らないのか…」
「あのこと?」
バスケ部の噂は聞いたことが無く、心辺りも無かった。
「…実は、二年の先輩の中に、酷い先輩がいるんだ……」