不器用な君等の唄へ
ちょっと入れない空気だったので、少し離れた場所で立ち止まった。
「お前家族来てんだろ?」
「じゃあ、お弁当貰って教室でみんなで食べよう。」
「…わかったわかった。」
どうやら雪比良先輩が折れたようで、仲良く校舎の方へ戻っていった。
私も早く行かなくちゃ。
午後の部の最後は、部活動対抗リレーと色別対抗リレーが残っている。
しかもあたしはどっちにも出ないといけない。
まぁ、いっか。
そんなこんなで頑張っていこうかなと思う。