不器用な君等の唄へ
1年生はどうするんだろう?
「まぁ居なかった場合は例外で走って良いらしいけど。
でも、フラオブは約2人…。」
「お荷物がいるって?」
突然、透子ちゃんの声が聞こえて驚く。
集まっていた轟さんや高橋くんも驚いている。
「部長ー、馬鹿な矢祇クンがあたしと轟をお荷物だって言ってきまーす。」
「お荷物っていうか、轟は走れるだろ?お前どうすんだよ。」
さっきの蒼白場面から立ち直ったらしい透子ちゃん。
雪比良兄は返事を待っている。
「出るよ。てゆーか、出ないと人数足らないじゃない?」