先輩の僕と後輩の君
始業式
『今日は入学式かぁ〜。かわいい後輩入らねぇかなぁ〜。』
俺の幼稚園からの幼なじみで、親友の川上政樹(カワカミ マサキ)はいつもの道を俺と自転車で走りながら、そんなことをこぼしていた。
『なぁソウ、ほんと楽しみだよな。』
『いいよなぁお前は。ちょっとかっこいいからって後輩が寄ってきて。』
今まで一度もそんな浮いた話がないような女に縁のない俺はすねたような声でそう答えた。
『どーせ俺なんかを好きになってくれる子なんていないんですよ〜だ。』
『でもお前涼子ちゃんにチョコ貰って告白されてたじゃないか。』
ニヤニヤしながら意地の悪い顔を浮かべる政樹。その綺麗に整った顔面にポジトロンスナイパーライフルでも撃ち込んでやろうか。
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俺の幼稚園からの幼なじみで、親友の川上政樹(カワカミ マサキ)はいつもの道を俺と自転車で走りながら、そんなことをこぼしていた。
『なぁソウ、ほんと楽しみだよな。』
『いいよなぁお前は。ちょっとかっこいいからって後輩が寄ってきて。』
今まで一度もそんな浮いた話がないような女に縁のない俺はすねたような声でそう答えた。
『どーせ俺なんかを好きになってくれる子なんていないんですよ〜だ。』
『でもお前涼子ちゃんにチョコ貰って告白されてたじゃないか。』
ニヤニヤしながら意地の悪い顔を浮かべる政樹。その綺麗に整った顔面にポジトロンスナイパーライフルでも撃ち込んでやろうか。
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