先輩の僕と後輩の君
政樹とは違うクラスで駐輪場も離れているため、俺は一人で駐輪場に向かった。
駐輪場につき、自転車を列の真ん中に入れる。
その時、
ガシャガシャガシャガシャガッシャーン
入れたところの両側の自転車が7・8台ずつくらいドミノだおしのように綺麗に倒れてしまった。
『ちくしょう、なんで新学期そうそう…。Oh shit ! Oh my god ! D…』
『あの〜先輩手伝いましょうか?』
振り返ると俺の後ろに立っていたのは今までみたことがない女の子。
セミロングで黒髪、身長は俺より少し小さくて、明らかに新しい制服を着ている。
『えーと、誰?』
俺の問いに対して少し首を傾け、軽くくしゃっとした満面の笑みで彼女は答える。
『舞です。笠井舞。ピッカピカの一年生ですぅー。』
そんなかわいいポーズされても、ねぇ…
『お、俺は桜木奏。さ、三年生だから、よ、よろしく。』
正直相当かわいかったためにちょっとどもっちまったわ…
『先輩私がかわいいからって緊張してません?』(笑
うっ…軽く図星、だがなんてやつなんだ一年生のくせして…
『お、お前なんてずうずうしい一年生なんだ。いいから早く手伝えよ。』
舞は舌をぺろっと出していたずらっこのような顔をする。
『はーい。わかりましたよ。セ・ン・パ・イ。』
とりあえずは手伝ってくれるようだ…
汗だくになりながら二人で全ての自転車を起こした。
『ふぅ。まぁ、助かったよ。』
『ほんっと先輩ってどじなんすね。今度また倒したら手伝ってあげますよ。じゃあ、またね〜。』
そう言うと、舞はくるりと振り返って一年生の昇降口に入っていった。
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駐輪場につき、自転車を列の真ん中に入れる。
その時、
ガシャガシャガシャガシャガッシャーン
入れたところの両側の自転車が7・8台ずつくらいドミノだおしのように綺麗に倒れてしまった。
『ちくしょう、なんで新学期そうそう…。Oh shit ! Oh my god ! D…』
『あの〜先輩手伝いましょうか?』
振り返ると俺の後ろに立っていたのは今までみたことがない女の子。
セミロングで黒髪、身長は俺より少し小さくて、明らかに新しい制服を着ている。
『えーと、誰?』
俺の問いに対して少し首を傾け、軽くくしゃっとした満面の笑みで彼女は答える。
『舞です。笠井舞。ピッカピカの一年生ですぅー。』
そんなかわいいポーズされても、ねぇ…
『お、俺は桜木奏。さ、三年生だから、よ、よろしく。』
正直相当かわいかったためにちょっとどもっちまったわ…
『先輩私がかわいいからって緊張してません?』(笑
うっ…軽く図星、だがなんてやつなんだ一年生のくせして…
『お、お前なんてずうずうしい一年生なんだ。いいから早く手伝えよ。』
舞は舌をぺろっと出していたずらっこのような顔をする。
『はーい。わかりましたよ。セ・ン・パ・イ。』
とりあえずは手伝ってくれるようだ…
汗だくになりながら二人で全ての自転車を起こした。
『ふぅ。まぁ、助かったよ。』
『ほんっと先輩ってどじなんすね。今度また倒したら手伝ってあげますよ。じゃあ、またね〜。』
そう言うと、舞はくるりと振り返って一年生の昇降口に入っていった。
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