二度目の恋愛
――――――――――…
雨の日の朝
私は交通事故にあった。
即死だった…。

今から三時間前。
いつも通り高校にいくため家を出ようとした。
「スカートもう少し長くしなさいよ!」
朝からお母さんの声が飛んでいた。
「うるさいなぁ。これが普通なの。」
「そんなわけないでしょ!長くしな――」
「知らないよそんなの。遅刻するからもう行くから。いってきまーす。」
「こらっ!杏里」
バタン
お母さんの話を最後まで聞かずに家を出た。

最後まで聞けばよかったよ。
あれが最後の会話になるなんて思いもしなかったんだよ。
ホントにごめんね。
< 2 / 8 >

この作品をシェア

pagetop