二度目の恋愛
雨で視界が悪いのに自転車で傘を差して運転していた。
サイドが見えないなかこいでいた自転車。
脇道から出てきた車に跳ねられて私は死んだ。
私を跳ねた車は走り去っていった。

一人残された私は体が動かなかった…。
それどころか私の体は下に見えた。
この時自分の状態を理解した。
―――死んだんだ。
通りがかった人が急いで救急車を呼んでくれた。
でももう助からない。
それは自分が一番わかっていた。
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