+Heaven+
Heaven 1
それはあまりにも突然だった。
翔太くんが死んだなんて―――
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「…………」
翔太くんのお葬式。
悲しみに溢れたその中で
私だけは涙を流さなかった。
ちがう
流れなかったんだ。
だって約束したんだもん。
『次!次、屋上で会うときに瑞紀先パイに渡したいものあるんで…』
彼は、翔太くんは言ってたんだ。
翔太くんが約束を破るはずがない。