★危険な学校生活★

中村先生…

由『んんん…』

中「…酷い。
橘さん、大丈夫ですか!
…大丈夫な訳無いですよね。」

急いで口に当てて合った布と腕を結ばれていた紐を解いてくれた

由『…ありがとうございます。
先生が来てくれなければ、私…きっと…』

ファサッ。
先生が着ていたジャケットを私にかぶせてくれた
《…温かい。》
とてもホッとして温まった

中「もう忘れて下さい。
辛いでしょうに…」

ゾクッ。
中村先生の視線を感じて寒気がした
心が温まってたのに一瞬にして冷めた…

由『嫌だ…
見ないで下さいっ!』

中「えっ。」

私は自分の格好…裸なのに構わず走り出してしまった…


奇跡的に誰にも会わなかった


< 153 / 237 >

この作品をシェア

pagetop