★危険な学校生活★
颯「お、落ちついて下さい。
今までに何があったのかは無理には聞きませんから。
泣きたければ泣いてもいいですし…。」
由『…聞かないんですか?
やっぱり、颯斗さんには私の近くにいてほしぃ。』
その一言を聞いてから、
由里衣さんはずっと泣いていた
僕ができることは、自分の胸の中で泣いている由里衣さんが泣きやんでくれるのを待つことしか出来ない。
自分は、無力だ。
1時間かな。
2時間かな。
どれだけ時間が経ったのかなんて分からなかった。
とにかく長い時間が経ったのだけが分かる。
由里衣さんも落ちついて、部屋が全体的に静かになった。
颯「・・・由里衣さん?
落ちつきましたか?」
スースー。
由里衣さんは寝ていた。
安心して眠ったのか、すごく可愛い寝顔だった////
とりあえずベットに寝かせた。
そして、スープを温めなおした。
寝室に入り、由里衣さんのベットに近づき、彼女の手を握ってあげる。
冷たい。
何でこんなに冷たいのだろうか…