★危険な学校生活★
私に謝った由里衣さんの目の輝きは、今にも消えてしまいそうだった。
颯「違います!
困っていたわけではないですから!
むしろ・・・私を必要としてくれるのなら、嬉しいです。
明日も学校がありますし、もうお休みになってください。
・・・ずっと・・・手を握ってて差し上げますから。」
由『手、握ってくれるんですか?
やったー♪
それなら、今晩も私寝れると思います。』
颯「そういえば、スープがありますが飲まれますか?
体も温まりますよ。」
由『せっかく颯斗さんが持ってきてくれたんだし、飲もうかな。』
颯「じゃあ、持ってきますね。」
台所へ取りに行き、由里衣さんに渡した。
由『ありがとう。
ホントだ。
おいしいし、温まる・・・』
颯「そうでしょう。
それじゃあ、お休みください。」
由『・・・手、握っていてくださいね。
ごめんなさい。颯斗さん、寝れませんよね。
やっぱり・・』
颯「そんなこと気にしないでください。
十分に睡眠時間が取れないなんてよくありますから。
はい」
手を握った
安心した由里衣さんは再び眠りに着いた。