短‐雨が嫌いな理由
そして、俺は辿り着いた。
君の元へ。





ピンポーン!

その音が、俺の緊張を煽る。


もし、新しい男がいたら?
どうすればいいんだよ。



なんも考えないでここまできた自分に呆れる。



返事はしばらくなかった。



留守か?しかし……。





「は~い。今出ます。」




聞こえた、確かに。
君の声が。
ずっと、思い描いていた。
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