短‐雨が嫌いな理由
ガチャッ!

ドアから顔を出したのは、間違いなく君だった。

「……な、なんで……?」

相当驚いているようだ。
そりゃそうだ。
俺だって、自分で何やってんだと思うし。



でも、会えたから。
俺の今の気持ち、聞いてくれるか?











そして、君は今、俺の胸の中にいる。


―俺をまた、必要としてくれる?


そう尋ねた俺に、君は何度も頷いてくれた。



もう、君の気持ちを、自分の気持ちを見失ったりしないから……。

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