蒼く純粋な蛍

第二章 貴方に


自分でも驚いた。
あの男がどんな人かも知らないのに、
もしかしたら、体目当てかもしれないのに…

どうしてだろう。
ただ一つ言えるのは、
一瞬にしてあの言葉に引き込まれたということ。

貴方は一瞬にしてあたしの心を奪っていったんだよ。

人を信用できないあたしがほんの僅かな時間で引き込まれた相手、

それが貴方だったんだね。
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