蒼く純粋な蛍

「俺なににしよっかなー」

沈黙を打ち破るように男が話始めた。

「あたし、オレンジジュースとポテト、頼んでもいいですか?」

「ええよ。
俺はダブチ、行こかな」

茶色い髪から除くあどけない笑顔が見えた。

「朝から!?
さすがにきつくないですか?」

「ええねん、なーんも食ってへんし育ち盛りやから!!」

なんだ、それ。

二人は目を合わせて笑い合った。
< 16 / 29 >

この作品をシェア

pagetop