Sugar doll
でも

モジャ毛の足取りは
なんだかおぼつかなかった


ふらふら

ふらふら

今にも倒れそうだ…



…なんだ?

明らかに朝とは様子がおかしい


思わず足早にモジャ毛に近づいた


すると

「くっ…。ふっ…。」


色素の薄いモジャ毛の瞳は
涙に覆われ

大粒のしずくが
頬を伝って流れ落ちていた







…泣いてる…?!
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